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Le Guide Senior à Paris p43-P49 の抄訳【健康管理】

パリシニアガイドブックのp43〜p49は邦人健康サポートの会員で、認知症カフェの主催者であるモットりみさんが翻訳してくださいました。
p43『健康管理』について
人生100年時代。
いつまでも元気で過ごすための活動や施設など
意外と知らなかった無料情報があるかも!
どんどん活用していきましょう。
p48『神経変性疾患』について
高齢化に伴いアルツハイマーやパーキンソンなど
身近になる可能性もグッと出てきますね。
事前に相談できる所を知っておくことで不安も少なくなりますよ。
日本語での相談は「認知症カフェ」で情報交換致しましょう。
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p43
PRENDRE SOIN DE SOI 健康管理
健康な体でいることは日常生活を円滑にし、自立した活動的な生活の継続を促します。

p44
Actions de prévention 予防策 /防止策
パリにおける高齢者分野の関係者たちは、パリ市が議長を務める財政会議と いう組織に集結しています。
自律性喪失防止のためのパリプログラムが作成され多くの活動に資金が投入されています。➝ www.paris.fr

LES ATELIERS DE PRÉVENTION SANTÉ
POUR « BIEN VIEILLIR » 健康予防ワークショップ <より良い老後>
▪予防のための高齢者団体(Prévention retraite Île-de-France)が高齢化に関するワークショップを開催しています。
このセッションでは、自由に質問したり、個人的なアドバイスを受けることができます。
直感、記憶、睡眠、健康、身体活動、バランス、転倒予防など、幅広いテーマを取り上げています。➝ http://prif.fr

▪パリ市の社会活動センター(CASVP) では高齢者クラブでの活動を行い、健康的な老後を推進しています。: 医療専門家との健康と老後に関する交流、転倒防止ワークショップ、記憶ゲーム、栄養ワークショップなどを行っています。

AUGMENTEZ VOTRE NOMBRE DE PAS QUOTIDIENS AVEC LE PROGRAMME D-MARCHE
D-WALKプログラムで1日の歩数を増やす

年齢不問の実現を目指す(ADAL)という団体は、誰にでもできる簡単で身近な予防活動である毎日のウォーキングの利点に注目しています。
一般の人々が毎日もっと歩きたくなることを目的としたD-Walkプログラムを作成しました。
また、参加者には万歩計を支給し、1日の歩数を計算します。
ウェブサイトでは、毎日のスコアを伸ばすためのヒントや励ましを得ることができます。
www.d-marche.fr

p45
Les centres de soins et de consultations
医療機関での相談

LES CENTRES DE SANTÉ /ヘルスセンター
パリでは、170以上の医療センターが、強制的または補完的に第三者が支払うことで誰もが利用できる第1セクターの初期診療を提供しています。パリ市では、3区、5区、13区、18区に7つのセンターを運営しています。
一般的な医療やその他の専門分野(口腔外科、介護、ペディキュア)の相談やケアを提供することで、初期診療への平等なアクセスに貢献しています。多目的センター「Epée de bois」(5区)では、高齢者と介護者の家、地域の医療関係者と協力して、自律性を失った高齢者の家庭での介護とケアの調整を目的とした革新的な健康プロジェクトを展開しています。
70ページの「アドレス帳」をご覧ください。

詳細を知るためには下をクリック
www.paris.fr ➝ Services et infos pratiques ➝ Santé ➝ Se faire soigner ➝ Les centres de santé parisiens

LES CENTRES DE VACCINATION DE LA VILLE DE PARIS
パリ市の予防接種センター

これらのセンターでは、無料で予約を受け付けています。
インフルエンザ、破傷風、小児麻痺、ジフテリア、百日咳など。
Bertheauセンター(13区)には、国際予防接種センターがあります(相談と予防接種は有料)。
70ページの「アドレス帳」を参照してください。

65歳以上の方は、毎年無料でインフルエンザの予防接種を受けることができます。下をクリックすると詳細が表示されます。
www.paris.fr ➝ Services et infos pratiques ➝ Santé ➝ Prévention et dépistage ➝ Se faire vacciner ➝ Les centres de vaccinations

p46
LES CONSULTATIONS DE L’AP-HP
パリの公的機関(Assistance publique-Hôpitaux de Paris)では、加齢に関連した病状に関する専門的な相談を受け付けています。
お近くのMaison des aînés et des aidants(高齢者と介護者のための家)にお問い合わせください。

73ページの「アドレス帳」をご覧ください。
➝ www.aphp.fr/Geriatrie-gerontologie

LES BILANS GRATUITS DE LA CPAM
無料チェックアップ
パリの主要な健康保険基金Caisse primaire d’Assurance maladie de Paris (CPAM)は、既存の8つの支部のいずれかで、5年ごとに無料で完全な健康診断を行っています。3646に電話すると、最寄りの支部に案内されます。

LES ACCUEILS CANCER
パリ市のがんセンター(ACVP)は、がん患者さんとそのご家族のための院外施設です。心理士とソーシャルワーの専門チームが、闘病中の患者さんとそのご家族をいつでも無料かつ予約制で利用頂けます。
ACVPは医療相談は行っておりません。
→68ページの「アドレス帳」を参照してください。

AVEC LE COMPLÉMENT SANTÉ PARIS, LA VILLE VOUS AIDE À PAYER VOTRE MUTUELLE
補完的なパリ健康保険機関では、市が共済保険の支払いをサポートします。
65歳以上(労働不適格と認められた場合は60歳以上)の方で、ある程度の資産をお持ちの方は、一定の条件の下で、共済組合や補完的医療機関への加入費用を支援することができます。
→66ページ参照。

P47
En période de canicule 熱波の時期

予測と防御
異常気象に関連した出来事の影響を抑えるために、パリ市は様々な予防策や情報伝達策を講じています。

▪ CHALEX(猛暑)ファイルを作成し、猛暑の間、希望する最も弱い立場のパリ市民を監視し、付き添い可能にし、必要に応じてボランティアスタッフを動員して、ファイルで特定された人々を「冷房室」に連れて行くようにしている。
弱い立場にあるパリ市民のために、無料または登録制で利用できる「冷房室」のネットワークを首都圏に設置しています。

どのような仕組みになっているのでしょうか?
75歳以上の方、健康上の問題がある方、夏場にひとりでいるのが怖い方。

熱波対策が実施された場合
パリ市から委託された業者が、あなたに電話をかけて元気かどうかを確認します。

必要に応じて個人的なサポートが提供されたり支援が送られます。
やり取りは徹底した個人情報厳守下で行われます。

このサポートを受けるには市のサービスに登録する必要があります。
・お電話でのお問い合わせは、3975までお願いします。
▪ 6月初旬にÀ Paris à votre domicileという新聞社から送られてくる登録用紙に記入してください。
また、高齢者と介護者のための家/Maisons des aînés et des aidants、各区役所、パリ市社会活動センター、地域の社会サービスでもご利用いただけます(68、69、73、77ページのアドレス帳をご参照ください)。

p48
PRISE EN CHARGE DES MALADIES NEURODÉGÉNÉRATIVES
神経変性疾患の管理
アルツハイマー病やパーキンソン病などの関連疾患は、それぞれの専門家によるケアが必要です。

パンフレット
患者さんとご家族のためのお助けガイド

イル-ド-フランス地域保健機関(ARS)が発行したこのガイドは、アルツハイマー病に対処するために必要な情報と実用的なアドバイスを提供します。
ご覧になりたい方はこちらへ
www.iledefrance.ars.sante.fr ➝ Acteurs handicap & grand âge ➝ Grand âge ➝ Alzheimer et maladies dégénératives➝ Publication

ALZHEIMER アルツハイマー
LES CONSULTATIONS MÉMOIRE
記憶力に問題があると感じたら、遠慮なく医師に相談してください。診断を行い、個人に合った治療とサポートを提案するために、完全な評価を行います。
また、病気の人とその主な介護者のために、個人またはグループによる心理的サポートを提供することもできます。

ÉQUIPES SPÉCIALISÉES
専門家チーム
アルツハイマー病の初期段階にある人は、医師の指示があれば、健康保険が適用される在宅ケアセッションを受けることができます。
資格を持った専門家で構成されたアルツハイマー病専門チームが、ご家庭に介入して、ご本人の能力を刺激し、行動上の問題を軽減します。
主治医、またはお住まいの地域の高齢者・介護者支援の家にご相談ください。
→73ページの「アドレス帳」を参照してください。

p49
LES CENTRES D’ACCUEIL DE JOUR
デイケアセンター
在宅の高齢者を受け入れる施設です。
アルツハイマー型認知症(またはその関連疾患)の在宅高齢者を週1日以上受け入れる施設です。
ここでは、様々な活動を提供することで、社会的なつながりや自律性の継続や家での維持が容易になります。
デイケアは日常のリズムを中断し、家族の負担を軽減します。
パリ市はユーザーに合わせた料金設定を行うための財政支援を行っています。
69ページの「アドレス帳」をご覧ください。

L’ASSOCIATION FRANCE ALZHEIMER
フランス・アルツハイマー協会

1985年に設立されたフランス・アルツハイマー協会は、アルツハイマー病患者の家族や医療・社会福祉分野の専門家が中心となって設立され、アルツハイマー病患者とその介護者を訓練し、情報を提供し同行や指導、支援することを目的としています。
www.francealzheimer.org

PARKINSON パーキンソン病
L’ASSOCIATION FRANCE PARKINSON
フランス・パーキンソン協会
この協会は患者とその家族を支援し、歓迎し、病気や治療、支援に関する情報を提供しています。
また、親睦会を開催することで、患者さんが孤立感から抜け出せるようにしています。
www.franceparkinson.fr

LA PLATEFORME D’ACCOMPAGNEMENT ET DE RÉPIT
サポート&休息プラットフォーム
本項には心理的サポート、ディスカッショングループ、会議など、さまざまな活動や解決策が含まれます。- アルツハイマー病やパーキンソン病の患者さんや自立できない方を介護するご家族のために 肉体的にも精神的にも疲弊を防ぐことを目的としています。
詳細はお住まいの地域の高齢者と介護者のための家Maison des aînés et des aidantsでご確認ください。
➝ 73ページの「アドレス帳」をご覧ください