パリ日本文化会館/ 聖徳太子 1400 年御遠忌 濱野年宏展-世界が認めた東洋の心と形「聖徳太子絵伝四季図大屏風(中宮寺蔵)を中心に」(4 / 13-5/11)
新型コロナ感染症の流行拡大、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、私たちのこれまで の生活や価値観が大きく変化しています。文化の多様性が叫ばれながら、私たちを取 り巻く社会的環境と心がより内向きになってきました。そのような中、聖徳 太子 1400 年御遠忌にあたり、フランス芸術文化勲章受章者、濱野年宏氏の集大成ともいえる中宮寺蔵の「聖徳太子絵伝四季図大屏風」*が当館で公開されることは、日本人 の文化や美意識の原点を見つめ直し、1400 年にわたって脈々と受け継がれてきた人々 の想い、そして声を世界に向けて響かせるとともに、太子が建国の礎として説いた「和をもって貴しとなす(以和為貴)」の精神を行き詰まり感のある世界に、 発信する貴重な機会となります。多様性・多価値を認識しながら、非寛容の世界が表 れてきた現代において、「慈しみの世界観」「日本の美—伝統と現代」を表現した新作 を含め、世界が認めた多様な濱野芸術の集大成も合わせて展観します。
*この屏風は日本でも特別事業の際にしか一般公開されておらず、欧州においては昨年のナント歴史博物館での展示に続き今回の巡回展が初めて一般に公開される貴重な機会となります。
■会期:4月13日(水)~5月11日(水)
■会場:パリ日本文化会館大ホール
■入場料: 5€ (日本人会の会員証を受付に提示すると無料で観覧可能)
さらに詳しい情報は以下のリンクよりご覧ください。
https://www.mcjp.fr/ja/agenda/toshihiro-hamano-esprit-et-forme-du-japon-jp