鍼灸師のよもやま話（1）中医学から見た季節のお手当て / 岩本みずえ acupunctrice 鍼灸師

一言 ： 簡単に日常的に意識して頂ける様な情報を、中医学や薬膳学を通してお伝え出来ればと思います。
薬や施術に頼る事も時には必要ですが、健康なお身体は、ご自身の日々の意識でしか変えていけないと考
えています。そしてそのお身体は無二の大切な物で、年齢は関係なく、いくらでも意識次第で変えていける物
です。少しでもご興味を持って頂くお手伝いの手掛かりになれば幸いです。

中医学から見た季節のお手当て
皆様楽しい夏の休暇をお過ごしになったでしょうか?
9 月はすでに旧暦では秋、とはいえまだ残暑のちょっとした暑さも感じられるかと思 います。夏の疲れやを癒やし、秋に備える薬膳の食材をちょっと日常に取り入れてみ ませんか?
タイプ別にまとめてみました。
・身体の熱を取り解毒してくれる: きゅうり、水菜、苦瓜、緑豆
・ほてりを鎮める:
きゅうり、レタス、トマト、キウイ ・夏特有の滞った湿気(むくみ)を流れやすくしてくれる: 西瓜、きゅうり。、冬瓜、生姜
・冷えた胃腸を温める: エビ、ニラ、生姜、玉ねぎ
こう見るときゅうりの優秀さが目立ちますね。 きゅうりを浅漬けにしたり塩揉みして生姜や、少々の鷹の爪と合えて、箸休めで召し上がっても良いと思います。 勿論お手元に味噌や糠などがあれば、発酵食にして召し上がれば免疫力も上げられれ
より良いと思います。 ちなみに塩昆布を合えたり、酢ワカメなど一緒に召し上がると、乾燥の秋への準備にも繋がります。
次回は大きな季節の変わり目となる秋におススメの食材についてお話しようと思います。

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プロフィール ： 岩本みずえ　acupunctrice 鍼灸師
UFPMC(Union Française des Professionnels de Médecine Traditionnelle Chinoise
フランス中医学連合会) 所属、国際中医医師鍼灸師免許所持、パリ13区にて開業中。