4月オンラインいきいき健康サロン「フランスの薬剤師の役割そして新たなミッション」
みなさま、こんにちは。先日のいきいき健康サロン「フランスの薬剤師の役割」のまとめです。途中音声や画面共有等うまくいかなくてご迷惑をおかけしましたが、最後までたくさんの方に参加していただき感謝いたします。残念ながら参加できなかった方、以下のまとめや動画をご覧くださいませ。
▪️國本文平先生(作業療法士&ダンサー)「肩&背骨周りのトレーニング」
・二人で手をつないで、肩甲骨から腕を振る
肩甲骨の真ん中の筋肉を鍛える。手をハチの字に開き、椅子を押しながら背中をまっすぐに伸ばして椅子を押す。
今度は前を鍛える。背中をまっすぐにして前に倒れる。
年齢は背中に現れるときいてドキッとしました。
若々しい姿勢と保てるように、頑張って背中の筋肉を鍛えましょう。
文平先生、今月もお忙しい中、楽しい体操をありがとうございました!
▶️講師のご好意により、動画配信いたします。↓
▪️亀谷亜未先生(薬剤師)「フランスの薬剤師の役割そして新たなミッション」
まとめ
薬剤師はフランスでは「薬のガードマン」と言われている。
薬局でできるようになったことは以下の通り。
▶︎処方箋を三ヶ月延長できる。
▶︎医者の処方箋がなくてもワクチンが打てる(11歳以上)。
※帯状疱疹のワクチンShingrixは新しくなって、65歳以上の方および免疫抑制状態にある18歳以上の方が接種対象となった。
※ただしコロナのワクチンは予約が必要なところが多い。
▶︎膀胱炎検査ができ、抗生物質をもらえる。女性限定。16−65歳未満、血尿が出ていない、抗生物質を飲んでいない3点が条件。
▶︎扁桃腺検査ができ、必要があれば抗生物質をもらえる。
▶︎アフターデイピル(避妊ピル)が妊娠する可能性のある全ての女性にもらえる(未成年にはidもcarte vitalもなしで支給)。
▶︎誰でも予約なしで無料で対面相談entretien pharmaceutique を受けることができる。
※特に、妊婦
※血流をよくする薬を飲んでいる人、ぜんそく持ち、がん治療している人など
▶︎服用する薬が多い人のために薬セットの作成
▶︎禁煙のサポート
▶︎薬の飲み方の指導
▶︎体重、血圧測定、応急処置
▶︎圧縮靴下chaussettes de contention、ハイソックスbas de contention、タイツcollant de contentionが買える。三タイプあるので、保険を効かせるためにはどのタイプがいいか医者に明確に書いてもらいましょう(一年に8足まで買える)
▶︎医療器具のレンタル(搾乳器、後ろから押すタイプの車椅子、医療ベッドなど)
▶︎常備しておくと良い薬: doliprane, lysopaine (のど痛)、imodium( 下痢止め)、イブプロフェン(妊婦、歯痛がある方はだめ). Diaseptyl (しみない消毒液)、 arnigel(打ち身), rennie(胃痛。パンシロンに近い)、osmo soft(やけど)、borax acid (目薬)、oscillococcinum(葛根湯)
▶︎海外の処方箋でも薬局によっては有効。亀谷さんなど日本語のわかる薬剤師さんがおられる薬局では、日本の処方箋も使える可能性がある。(ただし、麻薬系でない、不足してないなど、出せる薬にいくつかの条件がある)
亀谷亜未(かみたにあみ)氏 勤務先情報
薬局名:Pharmacie BICHET
202 Rue du Château des Rentiers 75013 Paris
tel:01 45 85 15 08
メール: contact@pharmaciebichet.fr
薬局の営業時間: 月曜日~金曜日は9時~20時、土曜日は9時~13時30分。
亀谷氏の勤務時間: 月曜日、水曜日、金曜日の9時30分~19時30分。
▶️講師のご好意により、動画配信いたします。↓
亀谷先生、わかりやすいご講演ありがとうございました。お話を伺うまで、こんなにたくさん薬局でできることがあるなんて知りませんでした。
医師不足が深刻化し医療砂漠現象が広がるフランスで、無料で予約なしに相談にのってくれて、ワクチンや検査や薬も出してくれる薬剤師さんの存在は大変貴重です。今から勤務先に邦人が殺到するかもしれませんが、何卒よろしくおねがいいたします。
折口志都
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JAPANESE KENKO SUPPORT
邦人健康サポートの会(日本語の話せる医療従事者ネットワーク)
メールアドレス:kenko-support@nihonjinkai.fr
ホームページ :https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/kenko-support/
フェイスブック:https://www.facebook.com/kenkosupport.fr/
亀谷亜未(かめたに あみ)先生 プロフィール:薬剤師
PARIS16区クリニックスポンティーニにて日日家庭に生まれ、4歳からピアノ、クラッシックダンス、AAAで日本語を習い始める。CPはAAA と提携していたSt−Joseph(ブローニュ)へ入学。CE1からStanislas(パリ6区)へ編入。CE2で習い事から近場の Sainte Jeanne Elisabeth(パリ7区)へ通い始める。日本人会で小2からお習字を一年間習う。中学3年で日本語検定3級、高校1年で1級を習得。医大 Université Paris Diderot へ入学後、大学2年生で専門に分かれ薬学部Descartes Paris Cité Uへ入学。昨年2024年4月に卒業論文習得。現在は薬局に薬剤師として勤務。
國本文平(くにもと ぶんぺい)先生 プロフィール
作業療法士 ダンサー 運動教室ビソアダラカ主宰
15 歳の時、交通事故に合いリハビリのためにバレエを始める。文化庁新進芸術家海外研修生2016-2018として渡仏しダンス創作や医学の研究をパリ大学医学部などで深める。2004年よりフィットネスインストラクターとして仕事を始める。
広島大学医学部で作業療法の免許を取得し、作業療法士として、またダンサーとして医学と芸術を舞台やワークショップにおいて融合させ、より良い心身の在り方を探求している。周産期医学より生まれたフランスの骨盤底筋群の姿勢と呼吸のガスケアプローチ・腹筋運動アドバイザー資格。このアプローチは、フランスのオリンピック選手の基礎トレーニングとして採用されている。プライベートオンラインレッスンも受講可能です。
[PV] https://youtu.be/AUStmV-HBkg
[note] https://note.com/biso_life [Lesson] https://forms.gle/jpub7NkqUu35B8S18