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【講演会報告】藤田嗣治と戦争(3月9日)

日本人会講演会は『藤田嗣治と戦争』というテーマで、3月9日土曜日パリ国際大学都市日本館で開催されました。昨年に引き続き8回目の講演会となります。講師に評伝作家の湯原かの子氏を迎え、28枚の写真をまじえながら講演が行われました。日本館には藤田嗣治画伯の2幅の大きな油絵が掲げてある上に、パリ日本文化会館で『FUJITA』展が行われているおり、多くの参加者が湯原氏のお話に熱心に耳をかたむけておりました。

日時:3月9日(土曜日)17時
場所:パリ国際大学都市日本館
Maison du Japon Cité internationale Universitaire de Paris
7c Boulevard Jourdan
RER ligne B : Cité Universitaire
講師:湯原かの子
入場無料(講演は日本語のみ)

講演要旨:フジタは「自分ほど戦争に縁のある者はいない」という。画家が二つの世界大戦と戦後をどのように生き、どのような作品世界を生みだしたか、考察したい。

講師プロフィール:上智大学仏文学科・大学院を経て、パリIV大学文学博士号取得。仏文学・比較文学専攻。仏語講師、評伝作家。主要著書に『カミーユ・クローデル』(朝日新聞社)、『ゴーギャン』(講談社)、『藤田嗣治 パリからの恋文』(新潮社)、訳書に『ポール・クローデルの情熱と受苦』(原書房)、『デルフィーヌの友情』(水声社)。