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パリ在住小説家 パリュスあや子著「隣人X」小説現代長編小説新人賞受賞

日本人会会員でパリ短歌会などで活動されているパリュスあや子さんが「隣人X」という長編小説で講談社の第14回小説現代長編新人賞を受賞されました。受賞されてから少し時間があいてしまいましたが、こちらでご紹介いたします。

あらすじ:
20xx年、惑星難民xの受け入れが世界的に認められつつあるなか、日本においても「惑星難民受け入れ法案」が可決された。惑星xの内紛により宇宙を漂っていた「惑星生物x」は、対象物の見た目から考え方、言語まで、スキャンするように取り込むことが可能な無色透明の単細胞生物。アメリカでは、スキャン後に人型となった惑星生物xのことを「惑星難民x」という名称に統一し、受け入れることを宣言する。日本政府も同様に、日本人型となった「惑星難民x」を受け入れ、マイナンバーを授与し、日本国籍を持つ日本人として社会に溶け込ませることを発表した。郊外に住む、新卒派遣として大手企業に勤務する土留紗央、就職氷河期世代でコンビニと宝くじ売り場のかけもちバイトで暮らす柏木良子、来日二年目で大学進学を目指すベトナム人留学生グエン・チ―・リエン。境遇の異なる3人は、難民受け入れが発表される社会で、ゆるやかに交差していく。

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パリュス あや子さんプロフィール:
横浜市生まれ、フランス在住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・脚本領域に進学。
「山口文子」名義で映画「ずぶぬれて犬ころ」(本田孝義監督/2019年公開)脚本担当、歌集『その言葉は減価償却されました』(2015年)上梓。
『隣人X』(応募時タイトル「惑星難民X」)で第14回小説現代長編新人賞を受賞し、作家としてデビュー。

パリュスあや子さんインタヴュー:

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