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ニセ警官に関する注意喚起 / 在仏日本国大使館より

(*こちらの記事は、本来当サイト「NEWS」カテゴリーに分類される内容ですが、現在特別に「EVENT」のカテゴリーにも掲出しております。こちらの記事は「NEWS」項目のアーカイブに保存されています。:日本人会より)

対象国・地域
ヨーロッパ フランス

ポイント
●以前からパリではニセ警官による被害が発生していましたが,今般の新型コロナウイルス流行に乗じたニセ警官被害が発生している模様です。
●特に,現在フランス国内では厳しい外出制限が行われており,外出時にフランス政府指定の証明書を所持していない場合には罰金を徴収されます。これを狙ったニセ警官が出没する可能性も否定できないところ,十分注意してください。

本文
1.以前からパリではニセ警官による被害が発生していましたが,今般の新型コロナウイルス流行に乗じて,以下のニセ警官被害が発生している旨報じられています。
(1)中国人が路上でマスクを着用していたところ,ニセ警官による罰金(顔を隠すことを禁止する法律違反)と称して150ユーロを騙し取られた。
(2)防疫官を称する者が自宅に入ってきて,貴重品を奪われた。

2.現在フランス国内では厳しい外出制限が行われており,外出時にフランス政府指定の証明書を所持していない場合には罰金を徴収されるところ,これを狙ったニセ警官が出没する可能性も否定できません。

3.今回の外出制限に限らず,フランスにおける罰金徴収方法は以下の4種類になっています。これ以外の徴収方法,特に罰金徴収において現金を求める者は偽者と考えられます。
(1)クレジットカードによるネット支払い
(2)違反金支払切手による支払い(指定されたTabac(タバコ店)で入手可能)
(3)小切手による支払い(Tresor Public(税務署)宛に郵送)
(4)税務署事務所窓口での支払い

4.本物かニセ警官かについては以下を参考としてください。
(1)罰金徴収を現金で要求するものはニセ警官と考えられます。
(2)財布の中身を見せるように指示するのはニセ警官の可能性が高いです。
(3)私服姿で警察を名乗る者については疑いを持って対応してください。
(4)IDの提示を求めた際,それっぽい身分証を瞬間的に見せるパターンはニセ警官の可能性が高いです。
本物か偽物か判断が難しいこともありますが,少しでもおかしな点があれば「警察署で応じます」と毅然とした態度で対応したり,周りの人に助けを求めてください。

5.なお,所持品検査を装って財布内から現金やクレジットカードなどを抜き取る手口もありますので,併せてご注意ください。

【問い合わせ先】
在フランス日本国大使館領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
メール:consul@ps.mofa.go.jp

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