Fête de la musique、オンラインコンサート情報
6月21日は毎年、夏の初めを告げるイベントであるFête de la musiqueの開催日。ただし、今年はコロナ禍が完全に終息していない中での開催となるため、1982年にこの音楽のお祭りが始まって以来の特別なイベントとなりそうです。
6月16日の文化省から以下の通達が発表されました。
●レストラン、バーでのコンサートの開催は、経営者の責任で行なわれること、その際は、厳しい衛生管理と社会的距離を保てるという運営ができることが求められ、公道に顧客が繰り出してコントロール不可能になることを避けること。
●公共の場では、10人以上の集まりが禁止されていることからも、例年のような自由なコンサートやイベントの開催は認められておらず、事前に市と連携した県庁への届け出によって、衛生的管理がきちんとできると認められた場合のみに許可が下りる。
例年のようにレストランやバーの前で、人だかりができて、街中が音楽と喧騒に包まれることはないでしょう。
代わりに、コンフィヌモンの中で花開いた文化とも言える、オンラインスタイルのコンサートやイベントが、YouTubeやSNS上で本当に多数開かれるので、ステイホームの形でも充分楽しめる夜となりそうです。
また、昨日の夜中に、規制緩和を加速する政策が政府から発表されたこともあり、Fête de la musiqueは本当の意味でのデコンフィヌモンのスタートを祝うような意味で盛り上がりそうですね。コンセプトは”différente, solidaire et numérique(ユニーク、連帯、デジタル)”
以下は、本日21日に開催されるいくつかのオンラインの形のイベント・コンサートのご紹介です。
(source : https://www.sortiraparis.com/scenes/concert-musique/guides/221343-fete-de-la-musique-2020-le-top-des-concerts-et-evenements-musicaux-a-suivre-depu
●20h〜
コンフィヌモンの間中、20時から医療従事者に拍手を送ったことは記憶に新しいですが、政府は21日の20時からバルコニーや窓際で、ヴェロニクサンソンが選曲した彼女の曲”Chanson sur ma drôle de vie”を今年のFête de la musiqueの賛歌として声を合わせて歌いましょう!と提案しています。以下がその歌、歌詞は、こちらです。
“Chanson sur ma drôle de vie”
●21h 15〜
フランスを代表するシンセサイザー奏者である、ジャンミッシェル・ジャールによるバーチャルリアリティーのコンサート配信。
https://www.youtube.com/watch?v=mP9K8vyHqzg
●11h〜23h
オリンピア劇場での無観客コンサートを配信(France Inter)
ルイーズ・アタック、フィリップ・カトリーヌ、エチエンヌ・ドゥ・クレッシーなど。。。
●18h〜
トマ・デュトロンが、ジャズクラブエトワールパリよりコンサートを生配信。Facebook上で視聴可能。https://www.facebook.com/jazzclubetoile/?fref=mentions&__tn__=K-R
●20h〜
France Bleuライブ
クロウディア・カペオ、ベナバーのライブコンサート配信
francebleu.fr
●18h
le Hall de la chansonが、ボリスヴィアンのシャンソンによるダンスパーティーBalを開催!
画面の前で、各家庭でもバルを楽しめる企画。
https://www.youtube.com/user/halldelachansonwebtv/
https://www.facebook.com/events/le-hall-de-la-chanson/le-bal-m%C3%A9nager-de-boris-vian/585565615429070/