KYÔGEN『延年之會』コロナ禍を越えて3年ぶりの開催 !
2014年より、フランスでも狂言普及活動を行って来た能楽師狂言方和泉流の小笠原由祠が、2019年にパリで第一回を開いて大成功をおさめた『延年之會』。日本語とフランス語によるレクチャー、デモンストレーションにはじまり、 狂言小舞「七つ子」、狂言「盆山」(フランス語バージョン)、狂言「昆布売」を息子 弘晃とともに演じて日仏の観衆に狂言の面白さを新鮮なアプローチで伝えてくれたのはまだ記憶に新しいところです。
その『延年之會』がコロナ禍による2年間のブランクを経て、2022年11月に帰ってきます。毎回さまざまな取り組みをみせて私たちを魅了してくれる小笠原親子がまたどのような舞台をわたしたちにプレゼンテーションしてくれるのか。。。
“延年”とは、平安朝にて行われていた仏教儀礼で、当時の様々な芸能が一堂に会して催された“日本最古の芸能祭”。 その“延年”を現代の演劇祭として蘇らせるだけでなく、パリにワープさせてくれる時空を超えた小笠原由祠と小笠原弘晃の狂言公演をお楽しみに。
KYÔGEN『延年之會』
2022年11月16日(水)・17日(木)16h、19h30
MPAA Saint-Germain
4 rue Félibien 75006 Paris
チケット購入は以下のサイトから
https://atelierogaparis.art.blog/nos-prochains-rendez-vous/
小笠原由祠の奥様である尚子さんは日本人会の会報に「舞台裏より愛をこめて」を昨年の7月・8月号から精力的に連載してくださっており、そのユーモラスな語り口とパリでの狂言普及のための凄まじい奮闘ぶりが際立っている人気の連載です。
最新号とバックナンバーは以下のリンクからご覧いただけます。
https://zaifutsunihonjinkai.fr/newcolumn/special-73021/