フランス安心安全プチ情報【5】外装美化工事時(Travaux ravalement façade)の注意

フランスでもヨーロッパ域内でも、排気ガス・酸性雨などの為に石で作られている建物の外壁が黒く汚れてしまい、定期的に外装美化工事(Travaux ravalement façade)が行われています。地域によっては補助金制度があったり、消費税減税などが設定されているため、街のあっちこっちの建物で頻繁に目にする工事です。

一つ目の写真は、7年前に私が住んでいるアパートで行われたもの、二つ目の写真は昨年弊社オペラ事務所の前の建物で外装美化工事(Travaux ravalement façade)が行われた時のものです。

外装美化工事(Travaux ravalement façade)がご自宅のアパート・事務所で行われる時には、その旨を住宅保険・事務所保険の保険会社に知らせておく必要があります。それを怠ると、工事中に空き巣などの被害に遭ったときに、保険会社によってはその保険金が支払われない可能性があります。

保険会社の統計資料によりますと、空き巣被害が発生する確率は、「地上階 ＞ 最上階 ＞ 中層階」となっています。その為、外装美化工事(Travaux ravalement façade)で足場を組むと、中層階も最上階も地上階と同じリスクになってしまうので、リスク変更の保険会社への連絡が必要になります。

ご自宅のアパート、会社の事務所の建物で外装美化工事(Travaux ravalement façade)が行われることが分かり次第、住宅保険・事務所保険の保険会社または代理店に、必ず外装美化工事(Travaux ravalement façade)の始まる日時と期間を連絡しましょう。

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