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鍼灸師のよもやま話(11)/ 岩本みずえ acupunctrice 鍼灸師

冬の割には温暖な今冬ですが、どうしても冬場は肩を縮ませてしまいます。なおかつ最近は年齢層に関わらず、スマートフォンやノートパソコンの作業が当たり前になっている方が大半であろうと思います。うちのクライアント様にも高校生や大学生でいわゆる四十、五十肩の様な症状でお見えになるケースが増えています。手の痺れのみでなく頚椎痛、偏頭痛、耳鳴り、眼圧や視力低下、悪化すると鬱のような精神的な疾患に結びつく事もあるくらいに鎖骨、肩甲骨、頚椎の位置関係は、健康なお身体にとって無視できない箇所です。誰にでも無理なく出来て効果的なツボを刺激しながらいリリースする方法を常に模索していますが、今回は腕のツボとお顔のツボで見つけやすく、ちょっとした動きを加える事で筋膜の捻れを解消できる方法を紹介します。

1-まず下関※(下記参照)という顎のツボへ指を3本程度当てます。反対の手で同じ側の鎖骨内側に指を3本当てます。押しながら両方の距離を広げるように始めは小刻みに、3回程度伸ばし、ゆっくり鼻から息を吐きながら伸ばします。この時肘はしっかり閉めてしください。

2-手三里※(下記参照)というツボの位置を探します。後ろ手にこのツボを掴む様にしながら、腕全体を少し真下に引っ張ります。ツボを押した状態で腕を小さく5回程度上下させます。
脇はしっかりと閉めておいてください。

3-抑えた手を離して腕を開く様に外側へゆっくり鼻から息を吐きながら外反させます。
*肩ではなく腕のみを外反させます。

これで少し鎖骨の位置が下がり肩甲骨も動きが良くなると思います。
決して無理なく伸びて気持ち良いな、程度でなさってください。

※ 下関 耳横、顎の骨の下
※ 手三里 内外肘の真ん中から指3本下

ツボは経絡という気の流れる川の上に点在する岩のような物だと想像して下さい。この経絡は大きな筋膜(川)に沿っているので厳密にツボを探すというよりは流れに沿わせる気持ちで押さえてみて下さい。

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プロフィール : 岩本みずえ acupunctrice 鍼灸師
UFPMC(Union Française des Professionnels de Médecine Traditionnelle Chinoise
フランス中医学連合会) 所属、国際中医医師鍼灸師免許所持、パリ13区にて開業中。

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