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新春オンラインいきいき健康サロン「認知症について~診断、予防など~」

こんばんは。夜間ロックダウンで日中お忙しいのにもかかわらず、今日はお集まりいただきありがとうございました。
みなさまとご挨拶でき、いっしょに無事に新年迎えたことを改めて実感し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今年もいったいどんなことが待ち受けているのか予想できませんが、今を元気に明るく過ごしてまいりましょう。
さて、今日のサロンのまとめです。

🔸國本文平先生(作業療法士) いきいき体操「肩周りの体操」
・いくつか肩周りの体操の紹介。
・肩を痛めない手のゴールデンゾーンがある。上の高さは自分の頭くらいまで、下は腰の前あたり、横は真横より20〜30度内側(下の写真参照)。
この範囲で、生活動作ができるように注意すると肩を痛めない。
パソコン作業、料理、上のものを取る時には手がゴールデンゾーンに入るように、移動したり、台に登ったり、しゃがんだりして調節しましょう。

🔸西田圭一郎先生(精神科医)「認知症について」
・認知症はアルツハイマー型認知症をはじめとしたいろいろなタイプがあり、それぞれ脳の障害部位、症状が違う。
→診断名から対応などの目処がつくこともある。
・脳が実際に障害を受けたことによる中核症状と、それに伴っての周辺症状に分けられる。
・せん妄が出現した時は、環境整備や睡眠の確保などの対応が重要である。
・認知症予防は、いろいろな対策の合わせ技
健康管理(糖尿病、高血圧など)、運動、社会交流、が重要。
喫煙はやめる、動脈硬化を防ぐ食事がよい、うつ病の防止、難聴は良くない、歯は残った方がいい
・認知症の方に接する際に心がけること
感情の交流を大切に(記憶より感情が残りやすい)説得より納得
「すべてしてあげる」から「できることを一緒に」

🔸西田先生の講義スライド

🔸皆様からの質問と、先生方からのお答え

文平先生、西田医務官、ためになるお話をどうもありがとうございました!

🔸補足:フランスの認知症に関するサービスについて
・社会福祉士の平岩まきこ先生による昨年10月いきいき健康サロン「日仏の福祉制度と機関」
https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/activity/post-5907/

パリ市のシニア向けのガイド
https://handicap.paris.fr/…/04/Guide-senior-a-Paris.pdf

老人対策専門で政府が作っているサイト。これを辿るとその地域の、自宅でのケアとか老人ホームの部屋代とかいろいろにたどり着きます。
https://www.pour-les-personnes-agees.gouv.fr

🔸次回はバレンタンイブ2月13日(土)10時半から、皮膚科の岩本麻奈先生による「美肌の真実」の予定です。

⭐️1月いきいき健康サロンの感想、質問、ご要望などをお聞かせください。

また元気でお会いできますように。
よい日曜日をお過ごしください。
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邦人健康サポートの会(日本語の話せる医療従事者ネットワーク)
メールアドレス:kenko-support@nihonjinkai.fr
ホームページ:https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/activity/health/
https://www.facebook.com/akahige.paris/

 

 

 

西田圭一郎(にしだ けいいちろう)先生 プロフィール
: 精神科医師。1977年大阪府出身。関西医科大学医学部卒業後、同大学で研修、医学博士取得。2011年よりベルン大学(スイス)でポスドク、2013年から関西医科大学精神神経科で助教、講師、病院准教授を経て、2019年8月より在フランス日本大使館医務官として勤務中。好きなことは、激しく身体を動かすこと(運動神経はたいしたことなく、持久力もないが)と、ゆっくりと過ごすこと(読書しながら昼寝したり、お酒を飲みながら音楽聞いたり)。日本老年精神医学会指導医、認知症サポート医、日本精神神経学会指導医、日本臨床神経生理学会代議員、international-pharmaco EEG memberなど。

講師:國本 文平 Bunpei KUNIMOTO 先生プロフィール 作業療法士 ダンサー 運動教室ビソアダラカ主宰
15 歳の時、交通事故に合いリハビリのためにバレエを始める。文化庁新進芸術家海外研修生2016-2018、ポーラ美術振興財団在外研修員2018-2019として渡仏し創作や医学の研究をパリ大学医学部などで深める。2004年よりフィットネスインストラクターとして仕事を始め、これまで、広島市や横浜市、日本バレエ協会などでも講師をする。広島大学医学部で作業療法の免許を取得し、作業療法士として、またダンサーとして医学と芸術を舞台やワークショップにおいて融合させ、より良い心身の在り方を探求している。周産期医学より生まれたフランスの骨盤底筋群の運動療法ガスケアプローチ“骨盤底筋群”、“破壊行為を伴わない腹筋運動”、“呼吸”の3つの指導者資格をInstitut de Gasquet,Parisにて取得。このアプローチは、フランスのオリンピック選手の基礎トレーニングとして採用されている。現在、原田リハビリ整形外科勤務。
[PV] https://youtu.be/AUStmV-HBkg
[note] https://note.com/biso_life

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