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「フランスの土と花展」 Exposition HISTOIRE DE TERRES – Des fleurs et des céramiques –

陶器 菅野 麻美 Mami Kanno / 花 エレーヌ・タケ Hélène Taquet
2025 年 11月20 日(木) 21日(金) 22日(土)
開館13時〜18時(20日は17時まで)

フランスの土と花展
現在フランスでは、生花店で販売されている花の85%が飛行機で運ばれて来ているのが現状です。何よりも先ず我々が住む地球のため にスロー・フラワーを提唱するHélène Taquetエレーヌ・タケと、26年間フランスの土で作陶する菅野麻美が、土と自然をテーマに、陶器と花を展示いたします。会場にはオ・ド・フランスにあるエレーヌの農場で栽培された花と、フランスの土壌から形作られた陶器・磁器・Raku等が並びます。

パリ国際大学都市には40以上の国際的メゾンがあり、約130カ国からの学生や研究者が生活しています。現代のフランスに於けるスロー・フラワー活動を知っていただき、土の記憶想起を願う企画が、留学生活やご研究の成果と共に フランスの思い出となりますように。そして故国のご家族への贈物また大学への記念品として、フランスの土で作られたフラワーベースを持ち帰り、あなたの国であなたの地元の草花を生けていただけますようお願い申し上げます。

HISTOIRE DE TERRES ̶    Des fleurs et des céramiques ̶
フランスの花協会創立者エレーヌ・タケによる自然保護は単なる机上の理想論ではない。幼い頃から農園に親しんだ 彼女は、輸入された切り花よりも地元の花を選ぶことが未来へリンクすることを提唱する。そして花好きな人たちだ けでなく学生若者たち農家へ仕事の方向性及び作物消費など具体的な提案を続けている。いっぽう長くフランスの土で作陶を続けている菅野麻美は、文字通り土や木々と共に制作をしている。元来日本の、例えば茶道では野の花庭の 花をもって心を表現し、陶器作品の中に「景色」を味わうことがデフォルトである。菅野のアトリエでは釉薬による 彩色ではなく土の力が生む色を発見したり、機械に依らない手作業の土練から新たなひと腕が爆誕したりの毎日。自然にインスパイアされた数々の風景と草花が、世界中の友へ届くことを願って農場とアトリエから作品を運ぶ。

エレーヌ・タケ Hélène Taquet
農業生産者、トレーナー、作家 – Collectif de la Fleur Française /フランスの花共同体創始者。フランスで栽培される花 、地元に咲く花の消費復帰運動に於ける先駆者として、ヨーロッパ各地のテレビ・新聞・雑誌などマスメディアでも 注目され幅広く講演会も続けている。その活動は近年日本でも紹介されている。

カンノ マミ 菅野 麻美
東京生まれ。学生時代の3年半を日本館で過ごしたアンシアン・レジダン。パリ第Ⅷ大学大学院美術造形修士号及びD EA取得/博士課程前期修了のち、印象派の街Chatouに住むフランス人陶芸家のアトリエにて陶器磁器を学ぶ。現在パ リ郊外のアトリエにて作陶中。東京、パリ、バーゼル、シアトルなど展覧会多数。

パリ国際大学都市 日本館
Maison du Japon
Cité internationale universitaire de Paris
7 C boulevard Jourdan 75014 Paris
Téléphone : + 33 (0)1 44 16 12 15 / + 33 (0)1 44 16 12 12
www.ciup.fr/maison-du-japon/

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