【パリ日本文化会館】講演会「激動する国際秩序―戦後80年―」
パリ日本文化会館では、慶應義塾大学・細谷雄一教授、フランス国際関係研究所(IFRI)・セリーヌ・パジョン日本研究責任者をお招きし、戦後80年を経た現在、これからの国際秩序について講演会を行います。
講演会「激動する国際秩序―戦後80年―」
日時:2025年6月24日(火)18時30分〜20時30分
会場:パリ日本文化会館小ホール(地上階)
入場無料 ・ 予約制
言語 : 英語
概要:
第二次世界大戦の終結から80年。国際協調主義のもとで築かれてきた国際秩序が、今、脅威にさらされている。ロシアのウクライナ侵攻や第2次トランプ政権の発足、中国の軍事面での台頭等によって混迷や非予見性が深まるなか、「新たな世界大戦」を防ぐために国際社会に何が求められているのか。
細谷雄一(慶應義塾大学教授)、セリーヌ・パジョン(フランス国際関係研究所(IFRI)日本研究責任者)を迎え、重大な岐路に直面する国際情勢の行方や、日本とフランスが果たすべき役割、これからの国際秩序について考える。
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/un-ordre-international-bouleverse-ja
講師:
細谷 雄一
慶應義塾大学 法学部 教授/慶應戦略構想センター(KCS)センター長
アジア・パシフィック・イニシアティブ研究主幹
1994年立教大学法学部卒業、1996年英国バーミンガム大学大学院国際学研究科修了(MIS)、1997年慶應義塾大学大学 院法学研究科修士課程修了、2000年同博士課程修了、法学博士号取得。北海道大学法学部専任講師、敬愛大学国際学 部専任講師、プリンストン大学客員研究員(フルブライト・フェロー)、パリ政治学院客員教授(ジャパン・チェア) 等を経て、2010年慶應義塾大学法学部教授に就任(現職)。2021年10月から22年7月までケンブリッジ大学ダウニング・カレッジ訪問研究員。専門は国際政治学、国際政治史、イギリス外交史、日本の安全保障政策。中曾根世界平和研究所上席研究員、東京財団政策研究所研究主幹、日本国際問題研究所客員研究員等を兼任。安倍晋三政権において2013年「安全保障と防衛力に関する懇談会」委員、2013年から2014年まで「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」委員、2014年から2016年まで国家安全保障局顧問会議顧問を歴任。主な著作に『戦後国際秩序とイギリス外交 ―戦後ヨーロッパの形成、1945~51年』(創文社、サントリー学芸賞、2001年)、『外交による平和―アンソニー・イー デンと二十世紀の国際政治』(有斐閣、櫻田会政治研究奨励賞、2005年)『倫理的な戦争―トニー・ブレアの栄光と挫折』 (慶應義塾大学出版会、読売・吉野作造賞、2009年)、『国際秩序 ―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書、2012年)、主な編著に『ウクライナ戦争とヨーロッパ』(東京大学出版会、2024年)がある。
セリーヌ・パジョン
2008年より日本とインド太平洋専門の研究者としてフランス国際関係研究所(Ifri)に所属。2022年からはオセアニア研究プログラムのコーディネーターも務める。ブリュッセル自由大学(VUB)のシニア研究員(ジャパンチェア)および、キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)の国際研究員を兼任。2016年には日本国際問題研究所の海外フェローを務めた。ジュネーヴ国際開発研究大学院、リヨン政治学院卒業。早稲田大学、大阪大学にも2年間留学した経験を持つ。