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「感染の流行による孤立、その対応」/ 邦人健康サポートの会より

天災やテロへの対応も含めて、我々は急激にストレスを感じる時は、我々はお互い繋がりを強めて逆境に立ち向かいます。

しかし、今回のような感染症のアウトブレイクに関しては、お互いの実際の距離をおかないといけなくなり、孤立を深めざるをえない状況です。海外で生活を送る我々は、より孤独を感じざるをえないでしょう。

今後もしばらくは、我々の緊張は続くことが予想されます。その際に、心理面でどのような状態になりがちか、理解しておくことは重要だと思います。下記のサイトがお役に立つと思いますので、またご一読ください。

https://psych.or.jp/about/Keeping_Your_Distance_to_Stay_Safe_jp/

https://plaza.umin.ac.jp/~dp2012/covid19.html

https://www.cstsonline.org/resources/resource-master-list/coronavirus-and-emerging-infectious-disease-outbreaks-response

https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/prepare/managing-stress-anxiety.html

3つを提案します。

1。「規則正しい生活を心がける」
外出禁止、自己隔離や慣れないリモートワークといった時、生活のリズムが崩れがちになります。睡眠時間や食事のバランスなども含めて、できるだけ規則正しい生活を心がけてください。服を着替えてみましょう、いつものリズムで食事を摂りましょう。そして少しでも運動を心がけてください。またアルコールやコーヒーの摂取量が増えすぎないように注意が必要です。

2。「コロナ関連の情報から離れる時間を意識的にとる」
情報量もパンデミックになりつつあります。ただ、ネガティブな情報に触れ続けると現実よりも気分も落ち込みがちになり、判断力に影響を及ぼします。また、長い期間同じような情報に触れ続けると続くと、過剰なとらわれが起こり、強い不安、過覚醒状態となってしまいます。我々はしばしば意識してコロナ関連の情報を見たり、聞いたりするのをやめて、別の行動を心がける必要があります。5分でも良いので別のことをゆっくりしてみて下さい。例えば、丁寧に掃除をする、室内を(考え事をせずに)ただ歩く、じっくり入浴する、などモニターから離れて体を動かしてみてください。落ち着くと、何が正確な情報で何が不正確な情報かが見えてくることも多いです。

3。「人との接点を意識的にとる」
上記のように今回は、物理的に距離をとらざるをえない状況です。ただ、現代は、コミュニケーション手段が以前より多くなってきています。普段より心のハードルを下げて、お互いあまり気を遣いすぎずに、メールや電話、その他の手段でコンタクトをとりあうことをお勧めします。実は周りの方達皆不安を感じており、連絡があると嬉しく感じます。ご家族がいる方も、家族だけで室内にいると、むしろイライラが募ることがあります。家族間同志で連絡をとりあったり、ストレス解消法のアイデアを共有してみてください。

邦人健康サポートの会(日本語の話せる医療従事者ネットワーク)
メールアドレス:kenko-support@nihonjinkai.fr
ホームページ:https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/activity/health/
https://www.facebook.com/akahige.paris/