シンポジウム「世紀を超えて紡ぐ藤田嗣治の日仏文化交流の極み」
【シンポジウム】
「世紀を超えて紡ぐ藤田嗣治の日仏文化交流の極み」
– 藤田嗣治が夢みた美術館がランス市でいよいよ開設の運びに –
【開催日時】2021年10月30日(土) 14:10~16:10
【形式】 オンライン (14:00より入室を承ります)
【主催】 TMF日仏メディア交流協会
【共催】 (公財)日仏会館
ルネサンス・フランセーズ日本代表部
【後援】 在日フランス商工会議所、日仏経済交流会(パリクラブ)
【言語】 日本語
藤田嗣治が人生の集大成としてランスの地に建立した平和聖母礼拝堂(通称:フジタ礼拝堂La Chapelle Foujita)はフランスの歴史的記念
物(Monument historique)に指定されており、多くの日本人が訪れる人気の観光名所です。
そのランスに藤田に因む新たな名所が誕生しようとしています。
名画数百点を含む藤田画伯の2500点もの遺品が君代夫人の亡き後、その相続人12名によってランス市にすべて寄付されました。折しもランス市立美術館の大改修工事と重なり、藤田嗣治美術館(240㎡)が併設される運びとなった次第です(2025年予定)。
藤田嗣治美術館開設の経緯には、2017年10月に締結された名古屋市とランス市の姉妹都市提携が密接に関わっています。「ランス市は、第一次世界大戦で、全域を破壊された。出来れば藤田画伯の絵画等を、日本に巡回させる際、ランス市同様世界大戦で全域を破壊され且つ見事に復興した都市が姉妹都市として窓口となってほしい」というランス市長の希望に応え最終的に名古屋市との姉妹都市提携が締結されました。
君代夫人亡き後、その相続人12名は、藤田の日記に記された「出来ればMUSEEは作って死にたい」との見果てぬ夢を実現することを基本方針とすることで一致。 藤田没後35年に、君代夫人の依頼を受けてエソンヌ県の公営墓地から宗教施設であるフジタ礼拝堂への藤田再埋葬を巡って交渉を担当した角田昌彦弁護士および関係者がランス市長と交渉を重ねた結果、ランス市はこれに予算をつけ、藤田嗣治美術館を前提とした、ランス市立美術館の大改築工事を発注すると共に、名古屋市との姉妹都市提携を角田弁護士に託されました。
角田弁護士は、世界初の藤田嗣治美術館が、藤田夫妻が眠る古都ランスに建設されることを世に知らせると同時に藤田嗣治という偉大な画家の生涯を振り返るべく当シンポジウムを発案されました。
司会は藤田嗣治と実際に対談した貴重な体験を持つ磯村尚徳TMF会長が務めます。
当シンポジウムでは角田弁護士の他に下記の方々にご登壇いただき、藤田嗣治美術館開設への熱い期待をそれぞれ語っていただきます。(敬称略)
*佐藤幸宏 (北海道立近代美術館 上席専門員)
北海道立近代美術館で2008年レオナールフジタ展を学芸員として催行。「藤田嗣治 腕一本で世界に挑む」を別冊太陽レーベルで平凡社から出版し藤田嗣治研究における第一人者。
*吉澤昭博 (一般社団法人日本美術著作権協会代表理事)
藤田君代夫人の遺志により、藤田画伯の著作権を承継されたFOUJITA財団から、著作権保護管理を委嘱されたJASPARの代表理事。
*大野博人 (元朝日新聞論説主幹、TMF副会長)
角田弁護士がエソンヌ県の公営墓地から宗教施設であるフジタ礼拝堂への藤田再埋葬に尽力していた時、当時朝日新聞のパリ支局長として2回にわたって取材をされた。
*ティエリ・コンシニ (在外フランス人議会議員)
ランス市・名古屋市間の姉妹都市提携の橋渡し役をランス市から依頼された角田弁護士の後方支援に尽力された。特に交渉の途中ランス市で起きた政変下で、ランス市との連絡が途絶え困惑の極にあった角田弁護士を助け、ロビネ新市長との橋渡し役を果たされた。
なお、フジタ礼拝堂の壁画の傍らに佇むステンドグラス画には累々と横たわるしゃれこうべが描写されており、ランス市民の間では「広島と長崎の忘れがたい戦争惨禍を暗示したもの」と受けとめられていることから、同シンポジウムはフランスの普遍的な理念で世界平和構築を目的として活動しているルネサンス・フランセーズ日本代表部との共催で開催されます。
【参 加 費】 無料
【定員】 300名
【お問合せ】
【お申込み】
所属団体の項目に「日本人会紹介」と記入ください。申込送信ボタンを押すと申込受理画面が表示されますのでご確認ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
【お申込み期限】2021年10月22日(金)24:00まで
お申込みの方には開催日前日までにアクセスリンクをお送りさせていただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
TMF日仏メディア交流協会