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(4月19日)フィリップ首相による外出禁止解除後の見通し

昨夕、エデュアール・フィリップ首相が記者会見をおこない、 『5月11日以降、外出禁止以前のような日常にもどることは当分ないであろう』 と繰り返し述べ、今のところ、フランス国民が免疫を獲得するには程遠く、治療法はなく、おそらくワクチンは早くて2021年の半ば、ウイルスと共生することを学ばなければならない、とし、5月11日以降の見通しについて、大枠を明らかにしました。
記者会見にはオリビエ・ヴェラン健康相も同席しています。

5月11日(月)より変わると思われる主たる点は下記の通りです。
・店舗の営業は再開されるが、顧客は1メートル間隔の列を守り、店の入り口とレジに除菌用のジェルを設置する。一方でレストランやカフェは引き続き営業停止。

・可能なら在宅勤務を継続する。それができない場合には会社側はウイルス対策を行う。

・入手できるマスク(Masques grand public)は布製でおよそ2、30回まで洗って再利用が可能。

・公共交通機関では、マスクの着用は義務となる。(公共の場所として交通機関を挙げている)

・週に50万件のウイルス検査を可能とする。症状が出ている人および感染者と接触している人が対象である。街の医療検査所(ラボラトワール)、病院、ドライブスルーのパーキングで実施。

・学校全てを再開するわけではなく徐々に開校を行う。感染者の少ない地域は早期広範範囲に。クラスの半数ずつの交代、週ごとの交代、教室だけの授業ではなく学校全体を広く使う方法。だが現段階では明確に決まってはいない。

・老人ホームや障害者施設に居住する人の家族の訪問が可能に。ただし、その居住者からの要求のある場合で、一回に家族2人までに限る。

外出禁止期間の中、専門医の診療が60%、一般医では40パーセントの減少で、健康相はこれを問題視し、在宅診療を利用するなどで、診察を受けるようにすすめています。

また、この夏のバカンスを外国で過ごすことや、閉じられた場所で200人が集まるような結婚式は、思慮に欠けることだと首相は指摘しています。

*より具体的な方策は、4月末ごろに発表されます。