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近所の騒音について

集合住宅では特に周囲の騒音で悩まされることがあります。
叫び声、靴の音、楽器の音、テレビ、ステレオ、犬の吠え声など、そのリストは長々と続きます。
ですが、今は自宅待機を強いられている時期ですので、近隣の人々の出す音に、少し寛容になる必要がありそうです。

昼の騒音とは、精神のトラブルのもととなる、繰り返しの音、大きい音、長く続く音で、夜の騒音の場合は、昼と同様の、繰り返しの音、大きい音、長く続く音が違反行為とされますが、それだけではなく、音を出している者がこれはトラブルを呼び込むであろうことを意識しながらも出している音であり、音を抑えようとする手段を講じないままに出している音のこととされます。

騒音の主に直接苦情を言うか、居住地の市町村に騒音に対する条例がある場合には、役所に苦情を申し立てることになりますが、段階を経て行うことになります。
集合住宅の決まりを確認します。
騒音の主に手紙を書きます。騒音が続く場合には書留で苦情の手紙を送ります。
居住環境の静寂確保を理由に市役所に問題を持ち込みます。
アパートを所有者しているのであれば所有者管理組合(syndic de copropriété)に問題の解決を依頼します。借りている場合には家主を通じて依頼します。
騒音の主がアパートを借りているのであれば、その家主と連絡を取り問題の解決を図ります。
調停人(Consiliateur de justice) に電話か手紙で連絡を取り仲裁を図ってもらいます

下記のサイトで近くの調停人を探してください。
https://www.conciliateurs.fr/Trouver-une-permanence

以上ここまでが、話し合いをベースにした隣人との騒音問題解決の手順と言えそうです。
その後、警察を呼ぶ、ないしは裁判に持ち込むという手段に移行します。

また、近隣の工事による騒音等は別の手順となります。
詳しくは、https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F612 を参照ください。

苦情文の文例は下記のサイトほか多く存在します。参考にしてください。
https://www.bruit.fr/particuliers/ressources/modeles-de-lettres