川柳大会 『浦田賞』 第一弾『最優秀賞』 決定!
第一弾の優秀作川柳10句から、作者による相互の投票にて以下の2作品が最優秀賞に選出されました。
おめでとうございます!!
なお、授賞式等は第二弾終了後にご案内いたします。
イースター 感染怖く 天で待つ キリスト
シャネルより 消毒液が 香る今 まりねっと
【講評】
コロナ騒ぎで閉塞状況が続く中で、なにか少しでも楽しいことで会員間の交流ができればいいなと思いながら、手軽な川柳で、今を詠んでみませんかとお誘いしました。
思いかけず、第一次募集には230句も寄せられました。
一人で20句以上も投稿してくださった方もおられました。
予想を大きく超えて多くの方が、参加していただいたことに大変感謝しています。
私は、偉そうに講評をするような立場ではありませんが、趣味の一つとして、慣れ親しんでいたことでもあり、週刊文春の川柳欄 「川柳のらりくらり」 を愛読していることもあって、ちょっと真似事をしてみたのです。
選考に際しては、日本人会事務局の声も取り入れながら10句選び、この10句の投稿者に自作以外で一句選んでくださいと、全員参加型の選考方式をとりました。
発表する2句はこうして生まれました。
毎日のように事務局から寄せられる句には甲乙つけがたい面白いものがたくさんありました。10句を選ぶのは簡単ではありませんでした。
10句には選ばなかったけれど、 「コメきれてパスタパスタであきマスタ」 という迷句がとても心に残っています。
この作者は今やいろんなパスタを研究されて相当腕を上げられたのだろうなと勝手に想像しています。
生活の一部を切り取って詠む面白さを引き続き楽しんでください。
これらのまとまった句の数々は、この時を生きた生活記録でもあると思います。
参考までに。
週刊文春の4月23日号の題が 「ウイルス」 でした。
選者が選んだ特賞は 「コロナ危機そんな中でも若葉萌え」 いいですね。
浦田良一 (前日本人会会長)