レイコ・クルック著「赤とんぼ」仏訳「LES LIBELLULES ROUGES」Globe社から出版
日本人会会員のレイコ・クルックさんが書かれた本「赤とんぼ」の仏語版「LES LIBELLULES ROUGES」がフランスの書店に並び始めました。クルックさんが長崎・諫早で練習機「赤とんぼ」に憧れた10歳の記憶をたぐり寄せて書かれたノンフィクション・ノベルです。みずみずしく鋭い感性で描かれた残酷な現実。テーマは赤とんぼですが、戦争と原爆が生み出す様々な地獄絵と苦しむ姉妹の様子を容赦なく描いています。
レイコ・クルックさんプロフィール
1935年長崎県諫早市に生まれる。
長崎、大阪で放送局、CM制作の仕事に携わった後、1971年にフランスに移住。
仏国立映画センターのプロフェッショナルライセンスを取得後、パリにアトリエ<METAMORPHOSEメタモルフォーズ>を立ち上げ、当時未開発だった<特殊メーキャップ>の分野を独自に開発、パイオニアと呼ばれる。欧米の映画、オペラ、演劇の分野で映像作家、演出家、アーティスト達とのコラボ多数。
2000年、彫刻<スキンアート>のインスタレーションをフランス、日本、カナダで巡回展示。中編、短編映画のシナリオ監督、コマーシャルフィルムの演出も手がける。
2013年、長年あたためていたノンフィクションノベル「赤とんぼ」出版。
2020年「赤とんぼ」の仏語版「LES LIBELLULES ROUGES」Globe社から出版。