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2024年4月オンラインいきいき健康サロン「フランスにおける家庭医/ジェネラリストの役割」

みなさま 今回もたくさんご参加くださりありがとうございました。
以下、まとめと資料ができました。
参加できなかった方、もう一度おさらいしたい方はアーカイブ配信をご覧ください。

▪️國本文平先生(作業療法士&ダンサー)「寝る前にできる首や腰回りの体操」
基本の呼吸の確認。坐骨で座り、お腹で呼吸を感じる。
骨盤底筋を締めてから(おしっこを我慢する感じ)息を吐いていって、お腹を凹ませる。
大きな口を開けて伸びをする。副交感神経を高めていく。

横になる。腰、胸、頭をそれぞれ少し上げてから置き直す。背骨を伸ばして圧力を取る。
首を左右に耳が床につくまでゴロゴロさせる。
肩甲骨の体操と組み合わせる。左に首を向けて左肩を上げて、右肩を下げる。今度は反対。

手をぶらぶらさせる。その後、骨盤底筋を締めながら、息を吐いて、両手で天井を押していく。

文平先生の体操の動画

▪️折口達志先生(家庭医/ジェネラリスト)「フランスにおける家庭医/ジェネラリストの役割」
ジェネラリストの主な役割
・parcours de soins におけるコーディネーター
・ファーストオピニオン、専門医診療の必要性を判断
・救急診療、救急外来の受診の判断
・予防診療:慢性疾患治療、検診、予防接種、説明など
・健康関連の申請などの補助、医療書類などの準備
いろいろな診療法や医療の考えがあるので、自分に合った医師を模索

▶︎質疑応答の残り(講演中に答えきれなかった分)
Q1:ビタミンDに関してですが、アンプルから摂取するのと、日光で体内につくられるのとでは、その作用に違いはありますか?
A1:日光で活性化したビタミンなので同じです。骨粗鬆症などの治療以外ではあまり飲む理由はありません。

Q2:HPVとは何ですか?
A2:ヒトパピローマウイルスの略です。

Q3:胸が小さくて マモグラフィーでうまく挟めないことが多く、毎回苦労します。エコーなどで代替できませんか?
A3:マモができない場合はエコーやMRIでの検査など。

Q4:どのセクターに属するかは、ドクターサイドが決める事なのですか?
A4:セクターは開業の時に医者が決めます。1から2、2から1などは変更不可。

Q5:かかりつけの先生がすぐに予約が取れず、ネットで探した先生に診てもらったことが何度かありますが、情報の共有というのはできるのでしょうか?(処方された薬、過去の病歴など)
A5:dossier médical partagé 共有カルテというシステムがありますが、今のところあまり機能していません。新しい医者にかかる場合は説明し直す必要あります。

Q6:50代前半女性です。仏人ジェネラリストに、あなたは現在、病気ではないのだから血液検査は必要ないですよ、と言われながらも、なんとか年一度、処方箋を書いてもらい、検査しています。いずれ、Assurance Malade から医療費の無駄遣いをしていると監査が入ったりするのでしょうか?
A6:処方した医師に監査が入る場合はありますが、処方された患者が咎められる可能性はないはずです。

達志先生の講演の動画

かかりつけ医は病気を治してくれる人というより、なんでも相談できて、人生を通じて健康であるために医療の面から伴走してくれる存在であると感じました。達志先生、大変わかりやすい素晴らしいご講演、ありがとうございました。

折口志都
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JAPANESE KENKO SUPPORT
邦人健康サポートの会(日本語の話せる医療従事者ネットワーク)
メールアドレス:kenko-support@nihonjinkai.fr
ホームページ :https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/kenko-support/
フェイスブック:https://www.facebook.com/kenkosupport.fr/

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折口 達志(おりぐちたつし)先生 プロフィール: 家庭医/ジェネラリスト

1994年 広島生まれ
2002年 7歳時に渡仏 現地校の移民クラスを経て普通クラス
2014年 ベルサイユサンカンタン大学医学部入学
2019年 順天堂大学循環器内科にて短期研修
2019年11月〜2022年11月 家庭医療研修
2022年11月〜現在 家庭医診療所にて代診

國本文平(くにもと ぶんぺい)先生プロフィール :作業療法士 ダンサー 運動教室ビソアダラカ主宰
15 歳の時、交通事故に合いリハビリのためにバレエを始める。文化庁新進芸術家海外研修生2016-2018として渡仏しダンス創作や医学の研究をパリ大学医学部などで深める。2004年よりフィットネスインストラクターとして仕事を始める。
広島大学医学部で作業療法の免許を取得し、作業療法士として、またダンサーとして医学と芸術を舞台やワークショップにおいて融合させ、より良い心身の在り方を探求している。周産期医学より生まれたフランスの骨盤底筋群の姿勢と呼吸のガスケアプローチ・腹筋運動アドバイザー資格。このアプローチは、フランスのオリンピック選手の基礎トレーニングとして採用されている。プライベートオンラインレッスンも受講可能です。
[PV] https://youtu.be/AUStmV-HBkg
[note] https://note.com/biso_life [Lesson] https://forms.gle/jpub7NkqUu35B8S18