2020年11月オンラインいきいき健康サロン「予防医学」
今回もたくさんの皆様のご参加をいただきありがとうございました。参加者の方々の事前のzoomバージョンアップ、入室での待機などご協力いただいたおかげで、トラブルなく無事オンラインサロンを終えることができました。(オンライン上に不審な侵入者はいないか確認するために録画をチェック中、うちの犬が始終ワンワンうるさかったのに気づきました。大変失礼いたしました)
さて、今日のサロンのまとめとアンケートです。
🔸國本文平先生(作業療法士) いきいき体操「深呼吸」
・8秒間、息を口からゆっくり吐いた後、鼻から息を深く吸う、というリズムで深呼吸の練習をしよう。鼻から呼吸すると加湿されて免疫力も高まる。
・呼吸と姿勢は表裏一体。頭の後ろの腕を組んで、頭が上に伸びるイメージを浮かべながら息を吐くと、腰の根元が伸びて理性的な姿勢になっている。
・呼吸は1日3万回しているとされているので、呼吸を1%でも深くする意識することで、姿勢も良く循環もよく痩せやすい体質になる。
🔸折口達志先生(研修医) 「予防医学」
・健康の定義(病気がないからといって健康とは言えない、慢性疾患があるからといって不健康とは言えない)
・一次予防(病気の発生を未然に防ぐ行為)、二次予防(病気の重症化を防ぐ行為)を徹底しよう。
・慢性疾患の場合、治療も予防習慣の一つ
・規則正しい生活の予防習慣をつけよう(食事、運動、睡眠、酒、タバコ、性、労働、薬……)
・予防接種(必須、推奨)
・検診(定期検診、がん検診など)
・かかりつけ医含め医療従事者の協力を積極的に仰ぐ
(病気になってから行くだけでなく、予防のための相談も)
折口先生の講義に使用されたスライドは以下からダウンロードいただけます。
予防医学の基本
文平先生、達志先生、ためになるお話をどうもありがとうございました。今回、チャットの保存に失敗しておりまして、最後の方の質問がわからなくなりました。心よりお詫びいたします。
⭐️11月いきいき健康サロンの感想、質問、ご要望などをぜひお聞かせください。
では次回またみなさまと会えるのを楽しみにしています。
ご無事でよい一週間を、お過ごしください。
邦人健康サポートの会(日本語の話せる医療従事者ネットワーク)
メールアドレス:kenko-support@nihonjinkai.fr
ホームページ:https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/activity/health/
フェイスブック:https://www.facebook.com/akahige.paris/
折口達志(おりぐちたつし)先生 プロフィール
: 家庭医研修医
1994年 広島生まれ
2002年 7歳時に渡仏 現地校の移民クラスを経て普通クラス
2014年 ベルサイユサンカンタン大学医学部入学
2019年 順天堂大学循環器内科にて短期研修
2019年11月~5月 ベルサイユ救急病院外来にて研修
2019年6月~11月サンレミ家庭医個人診療での研修
2020年11月~現在 ポワッシー病院内科病棟にて研修中
國本文平(くにもとぶんぺい)先生 プロフィール
:作業療法士/ダンサー。運動教室ビソアダラカ主宰
15 歳の時、交通事故に合いリハビリのためにバレエを始める。2011年、フランス国立コンテンポラリーダンス大学にフランス外務省より招聘留学。帰国後、広島大学医学部で作業療法士免許取得。文化庁新進芸術家海外研修生 2016-2018、ポーラ美術振興財団在外研修員 2018-2019 として再度渡仏し創作や医学の研究をパリ大学医学部などで深める。作業療法士として、またダンサーとして医学と芸術を舞台やワークショップにおいて融合させ、より良い心身の在り方を探求している。周産期医学より生まれたフランスの骨盤底筋群の運動療法 ガスケアプローチ“骨盤底筋群”“破壊行為を伴わない腹筋運動”“呼吸” の3つの指導者資格をInstitut de Gasquet, Parisにて取得。
また、to young*というサイトで マンツーマンの朝の健康相談室をはじめました。