2025年新春オンラインいきいき健康サロン「ロコモ予防教室〜いつまでも自分の足で美しく歩こう」
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先日は新春オンラインいきいき健康サロンにご参加くださりありがとうございました。
以下が簡単なまとめになります。
▪️長谷川幸治先生(整形外科医)「ロコモ予防教室〜いつまでも自分の足で美しく歩こう」
・大腿骨近位部骨折を起こすと、一年以内に死亡する確率が30%(がんよりも予後が悪い)
・変形性関節症や骨粗鬆症も死に至る病気である(15年後の死亡率が約二倍)
・ロコモとはロコモティブシンドロームの略。運動器の障害によって移動機能の低下をきたした状態。
・ロコモを生じる主な原因疾患は「変形性腰椎症」「変形性膝関節症」「骨粗鬆症」推定7千万人
・健康な状態で暮らせる健康寿命と、平均寿命には差が存在し、自分で歩けることは生活の質のために必要。
・ロコモ度チェック1:立ち上がりテスト(40センチ、30センチ、20センチで腕を使わずに立ち上がれるか)
・ロコモ度チェック2:2ステップテスト(またげる最大の2歩幅の実測値➗身長)
・ロコモ度チェック3:ロコモ25(質問用紙参照)
https://locomo-joa.jp/assets/files/locomo25.pdf
・ロコモ度の改善のために、ノルディークウオーキング、膝をまっすぐ伸ばす運動やスクワットで膝軟骨修復。食べ物にも気をつけよう
変形性股関節症の手術法を考案されたり整形外科学で名を成している長谷川先生が、今の科研費によるフィールド研究に至るまでのお話は興味深かったです。
私たちがより長く健康で生きれるために、約50年間にわたってエネルギッシュな活動と研究を続けておられる先生に尊敬の念が尽きません。
素晴らしいご講演、ありがとうございました。
▶️長谷川先生のアーカイブ動画はこちら↓
長谷川先生より、「整形外科一般のお困りごとや、フレイルロコモの疑問もお答えできるような機会を皆様に提供したい」という有難いお言葉をいただいております。
先生に相談がある方は、「長谷川先生のなんでも相談室」などとタイトルをつけてkenko-support@nihonjinkai.fr折口までメールくださいませ。
折口志都
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JAPANESE KENKO SUPPORT
邦人健康サポートの会(日本語の話せる医療従事者ネットワーク)
メールアドレス:kenko-support@nihonjinkai.fr
ホームページ :https://zaifutsunihonjinkai.fr/activities/kenko-support/
フェイスブック:https://www.facebook.com/kenkosupport.fr/
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長谷川幸治(はせがわ ゆきはる)先生 プロフィール
1978年 3月 名古屋大学医学部卒業(MD)
1985年 3月 名古屋大学医学博士号(PhD)
1985年 3月 スウェーデン国ルンド大学留学 (リサーチ・フェロー)
1988年 6月 名古屋大学医学部整形外科教室助手 2000年 2月 名古屋大学医学部整形外科教室助教授
2002年 4月 名古屋大学大学院 運動・形態外科学整形外科助教授
2013年 4月 名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻
2016年3月 下肢関節再建学寄附講座教授
2016年 4月 関西福祉科学大学保健医療学部(大阪府柏原市)
リハビリテーション学科教授・付属診療所院長
2016年 6月 スウェーデン国ルンド大学名誉医学博士号(DHC)国際交流
2022年4月 関西福祉科学大学名誉教授
2024年10月 たくや整形外科院長代理・管理医師(愛知県犬山市)
2025年4月 愛知医療学院教授 予定