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第八回「虚栄心の特効薬は笑いであり、 そして本質的に笑うべき欠点は虚栄心である。」藤堂史恵(Psychologue)

虚栄心の特効薬は笑いであり、
そして本質的に笑うべき欠点は虚栄心である。
哲学者Henri-Louis Bergson

* お笑いをこよなく愛する心理士が、このエッセイを通して、少しずつ皆様に、すでに医学的に証明されていて、沢山の情報が巷で紹介されている笑いの効果を、「笑い」を交えながらお伝えしようと思います。皆様自身が努めて笑い、そして周りの方とも一緒に笑い、皆で笑いの輪を広げて、少しでも充実したフランス生活ができるようお役にたてればと思っております。

私は3歳まで全く喋らなかったようで、母はそれを物凄く心配し、いつも自分に向かって、大きく口を開けて話せるようにと訓練したらしいです。3歳の時に間違えてトイレの洗浄液を口に入れてしまい、病院で胃洗浄した際に「おかあさーん!」と叫んだのが、私が初めて喋った言葉だそうです。言葉が発せるとわかったものの、相変わらずうまく喋ることができず、特に感情的になると物凄くどもってしまい、3歳下の妹と喧嘩するたびに、私のどもりが酷くなり「はあ?何言ってんの?もう一度言ってごらん?」と妹に言われて、何度も悔しい思いをしました。なかなかうまく喋れないせいか、自分の思っていることを、「自分の言いやすい言葉で、簡潔、かつ効果的に伝えるには?」と、昔から深く考える癖があり、今こうやって心理士をして人の話を聞く仕事に着けたのは、自分のハンディがあったからだと思うのです。とはいえ、お笑いをこよなく愛しているからでしょうか?ベルクソンの言う通り、虚栄氏を脱ぎ捨てることが出来たからでしょうか?20歳を過ぎたあたりから、私は人前に立つことを怖いと思わなくなり、今では、話すことも、自虐ネタで人を笑わせることも、目立つことも大好きな普通のおばさんになりました。
笑いって、凄いですね。

La psy qui rit お勧めお笑い芸人・番組
ギャロップ
皆さんは新しいお笑い賞レース「ザ・セカンド」が先月行われたのは御存知でしょうか?結成16年以上のベテランコンビがタイマンで漫才の面白さを競う大会です。
第一回「ザ・セカンド」は、結成19年の大阪のベテラン漫才コンビ「ギャロップ」が優勝しました。
頭が剥げている林さんは、コンプライアンスが厳しいこの世の中で、剥げていることを全面に押し出して笑いを取り、おまけに誰も傷つけている感じをさせない、欠点を活かした素晴らしいお笑いを見せてくれます。
背が高い毛利さんは、売れていない時代から、物凄いでっかいサングラスを掛け、DJ Kelly(毛利)として活躍し、エレベーターの事を「ベーター」、エスカレーターの事を「エスカ」と呼ぶ、かなり痛いやつ(ナルシストで、周りの空気を読まない人)と呼ばれており、これまた、彼の欠点を活かして笑いを取っております。
今後の更なる活躍が期待されているコンビです。

笑いの効果ミニ知識
笑うと血の巡りが良くなり、免疫細胞の働きが活性化されます。
笑うと、お腹から思いっきり息を吸って腹式呼吸になります。この腹式呼吸により、体内に多くの酸素が取り込まれ、血流が良くなり、新陳代謝が活発になります。血流がよくなることで、血液が体内をかけ巡り、免疫細胞が体中をパトロールして外敵を素早く見つけ、ウイルスや異物をすぐに攻撃できるため、免疫力のアップにつながります。

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藤堂史恵 (とうどう ふみえ)プロフィール
Psychologue
パリ第13大学にてPsychologueの資格を取得
パリ第11大学にて マインドフルネスの資格を取得

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