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パリ狂言公演 / Théâtre KYÔGEN Ogasawara à Paris

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すでにパリでは馴染み深い狂言師となった小笠原匡氏*と小笠原弘晃氏による狂言公演のご案内です。
■公演日:11月15日(日)14時公演、17時公演
■会場:MPAA Saint-Germain,
4, rue Félibien 75006, PARIS
■チケットのご予約は以下のサイトから。
https://my.weezevent.com/theatre-kyogen-ogasawara-a-paris
■本公演の見どころ
どなたにもわかりやすくお楽しみいただける解説に続き、フランス語で上演する『清水(しみず)』、謡の美しさが際立つ古典作品『水汲(みずくみ)』、そして狂言の傑作のひとつ『棒縛(ぼうしばり)』の三作品をご覧いただきます。

今回の公演では、日本茜(にほんあかね)という特別なテーマに光を当てます。赤といえば日本の国旗を思い浮かべますが、日本には古くから受け継がれてきた豊かな色彩の世界があり、茜もそのひとつです。日本文化と深く結びついた、この美しい色の魅力をご紹介します。舞台では、京都近郊の美し山にある茜文化研究所「草木舎(そうもくしゃ)」の協力により制作された、茜染めの装束を演者たちが身にまといます。草木舎は、日本茜の栽培と、その染色技術や文化の継承に取り組んでいます。今では希少となった茜の色を現代によみがえらせるその活動が、今回の舞台に新たな彩りと輝きを添えます。

また、『清水』に登場する鬼の面にも、ぜひご注目ください。
この特別な面は、能面・狂言面の制作も手がける小笠原匡(おがさわら ただし)の手によるもので、茜をはじめとする植物由来の天然染料を用いて彩色されています。茜の世界は、舞台の上だけにとどまりません。会場では、茜やさまざまな草木染めによる作品の展示を行うほか、入口には大規模なインスタレーションも設置する予定です。

さらに午前中には、染色史と天然染料研究の第一人者であるドミニク・カルドン氏による講演会も開催されます。
笑い、謡、色彩、そして新たな発見。狂言と茜が織りなす特別な出会いを、一日を通して存分にお楽しみください。皆さまとこのひとときをご一緒できることを、心より楽しみにしております。

■上演プログラム
◆ 清水(しみず)
フランス語上
茶会の準備のため、主人は太郎冠者に、山奥にある名高い清水へ水を汲みに行くよう命じます。
ところが、太郎冠者はどうにも仕事をする気になれません。なんとか水汲みの仕事から逃れようと、とんでもない嘘を思いつきます。「山に鬼が出た!」さて、この嘘はいったいどこまで通用するのでしょうか……?

◆ 水汲(みずくみ)
洗濯をしている若い女性のもとに、若い僧が訪ねてきます。二人の様子からは、互いに心を寄せ合う親密な関係がうかがえます。二人は、当時流行していた「小歌(こうた)」を歌い交わしながら、それぞれの想いを伝え合います。優美で、どこか官能的な歌のやりとりを通して描かれる、繊細で叙情豊かな作品です。
まるでミュージカルやオペレッタを思わせる、音楽の魅力にあふれた狂言です。

◆ 棒縛(ぼうしばり)
主人は、二人の召使いが自分の留守中に酒蔵へ忍び込み、こっそり酒を飲んでいることに気づきます。
そこで、二人に酒を飲ませまいと、一人の両腕を棒に縛りつけ、もう一人の両手を後ろ手に縛ってから出かけます。
ところが、そんなことでは二人は諦めません。知恵を絞り、あの手この手で不自由な状態を乗り越え、なんとか酒を飲もうとするのです。人間のたくましい生命力と、狂言の根底に流れる人間への温かな愛情を、笑いとともに描き出す、痛快な傑作です。

*小笠原家は在仏日本人会の会員であり、奥様の尚子さんの「舞台裏より愛をこめて」は小笠原家のパリでの奮闘をユーモアたっぷりに描いた日本人会会報の人気コラムです。
https://zaifutsunihonjinkai.fr/newcolumn/special-81872/

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