会報 / 最新号コラムより
パリ日本語補習校だより/ n°284
ストでも何とか通勤できた、と胸をなでおろしていたら、コロナで外出禁止になりました。6月最後にやっと教室で授業ができ、元気な顔が見られて本当にうれしかったです。みんな、よく頑張りましたね。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。
録音裏話:夜中にひっそり録音していて、中2の教科書の「世界で一番の贈り物」を読んで最後に涙声になってしまいました。黙読でうるうるし、練習の音読で涙が出たけど続けて読めたので、本番開始。涙は出たけど、止まらずに読めたと思って聞いてみると、思った以上に涙声になっていました。編集しながら自分の声を聞き、それでまた泣いてしまいました。声に出して読むと、より気持ちが入るようです😢 どうぞ、よい夏を🌞
パリ日本語補習校主任教師
廣重 幸美
やれやれ、大変な1年でしたね。ストの中、動いてる線、開いてる駅を探しての登校。音読発表会ができたのは奇跡的。束の間の平穏も、コロナで突然の外出禁止に。思ってもいなかった3か月もの遠隔授業。でも、教師の側も最善の教材作りに努力し、ご家庭でも時間を見つけ、親子の絆を深めながら工夫して取り組まれ、やるべきこと全て終えて学年末に至りました。
今後何があろうと、私達は力を合わせて、最善の方法でやっていけると感じます。でも、最後の日の教室授業で、子供達の表情や反応が見える普通の対面授業が何と言っても一番だと実感しました。 さて、さて、補習校卒業生の皆さん、今どこで何をしてますか? 一言近況報告下さい。楽しみにしています。
パリ日本語補習校教師
ワイルド令子
映画のような出来事が実際に起こってしまいました。補習校も遠隔授業をし、保護者の皆様のご協力で三十三回目の授業まで続け、最後三十四回目の授業で子供達の顔をやっと見ることが出来たときは嬉しかったです。皆様には心より感謝しております。子供達もよく頑張ってくれました。外に出られず友達にも会えないという状況は子供達にとってつらいことだったと思います。子供達にはどこにいても、どうか良い夏を過ごしてほしいです。大切な子供時代を安全な環境の中で、元気に楽しく過ごしてほしいと思います。そして、皆様が健やかで心穏やかな夏をお過ごしになられるよう願っております。
パリ日本語補習校教師
浜田喜代香
今年度最後の授業日に、生徒さん、保護者様、そうして同僚の先生方と久しぶりに顔を合わせられた時、嬉しくて涙が出そうになりました。生徒さんの表情を見ながら授業が出来ることの喜びを、かみしめました。
音声録音をする際は、クラス全員の顔が、自然と思い浮かびました。宿題と共に送られて来る保護者様と生徒さんからの近況報告のメッセージは、私にとって大きな心の支えでした。私たちは、共感し合い、励まし合いました。
遠隔授業中の皆様との心のつながりを、私はきっとずっと忘れないと思います。本当にありがとうございました。
パリ日本語補習校教師
西岡 緑